大阪市西成区の「あいりん地区」で競艇のヤミ券売り場を開き、ノミ行為をしたとして、西成署は23日、モーターボート競走法違反(ノミ行為)容疑で、自称同区岸里の無職、松下博容疑者(62)ら胴元側の男女3人と客の男2人を現行犯逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

 松下容疑者ら3人の逮捕容疑は23日午前10時45分ごろ、同区萩之茶屋の一戸建て家屋に開いたヤミ券売り場で、競艇のレースをテレビ中継しながら、客に結果を予想させ、1口100円で違法に賭けさせたとしている。客2人はヤミ券を購入したとして逮捕された。

 同署によると、売り場は「しらかべ」という通称で呼ばれ、内部にはテレビ約20台が設置されていたという。



産経新聞